ずっと友達だった人と付き合う方法：恋愛ステップアップガイド【友人から彼氏になるには】

ずっと友達関係だったんだけど、最近異性として気になる…

友達だと思ってたんだけど、別の男友達と仲良くしているのを見ると嫉妬してしまう…

ずっと友達として接していた女性に対し、このような感情を持つことはよくあります。

というのも、男性は生殖戦略として「本能的に好きになりやすい」からですが、相手からは「男友達としてしか見られていない」ので、その温度差がつらいですよね。

私も女友達のことが気になりだして、実際につき合ったことがあります！

この記事では、ずっと友達だった人と付き合う方法について、私の経験や心理学・脳科学の観点から解説します。

この記事を読んで、ぜひ友達から彼氏になってください。

▽▽今回の内容を動画でチェック▽▽

女性にとって「友達」と「恋人」の違いとは？

女性は、目の前の男性を本能的に「友情のみの男性」と「恋愛対象と男性」とに分けています。

その分類基準はというと、次のとおりです。

友達としての男性（友達フォルダ）

友人関係となる男性は、「生存のための協力者」です。

というのも、太古の昔には、食料の獲得、敵からの防衛などをいっしょに協力して行う人がいたほうが生存できる確率が高まるため、協力者を求める本能があります。

そのため、友達には、協力関係を築きやすいように「同質性」と呼ばれる、出身地や学歴、職業、趣味などについての共通点を求めますが、これも、同じコミュニティ以外の人を排除しようとする本能です。

ですので、協力関係など、友達との関係は、相手にとって何かしらの生きていく上でのメリットが必要となります。

恋愛対象と男性

恋人は「生殖のパートナー」です。

そのため、恋人関係とは「あなたの遺伝子が欲しい」という生殖に関する魅力を本能的に感じている状態になります。

ですので、恋愛対象の男性には、相手の本能に対して「優秀な遺伝子である」ことをアピールする必要があります。

ずっと友達だった人と付き合うのは難しい

友達は、遺伝子的な魅力を感じていないため、友達フォルダに入っています。

ここから恋愛フォルダにはいるのは、正直難しいです。

というのも、いったん決めたことを変えるのには、脳がその判断の材料を整理しなおす必要があるため、多くのエネルギーを消費します。

そして、脳は基本的にエネルギーを消費することを嫌います。

私たちの日常生活での多くのことが無意識下で行われるのも脳がエネルギー消費を嫌うからです。

そのため、友達から恋人へという、この分類を変える関係性の変化は簡単なことではないんです。

特に友達としての付き合いが長い場合、長い年月をかけて神経回路は強化されているため、必要となる「恋人としての魅力度」は高まります。

ずっと友達だった人と付き合う方法

じゃあ、やっぱり友達から彼女にすることはできないの？

ずっと友達だった人と付き合うのは難しいことですが、できないというわけではありません。

あなたの周りにも、友人関係から恋人になった人がいますよね。

先ほども説明したとおり、友達と恋人の違いは「生殖本能が刺激されているかどうか」です。

そして、友達から彼氏になる一番の方法について、先に結論を言うと、「肉体関係を持つこと」です。

というのも、女性は、次の２つの理由で肉体関係を持った男性に対して、強い愛情を持つようになります。

この理由について、それぞれ具体的に解説します。これらは本能的な心理効果ですので、「友達から恋人へ」という一線を超えることができます。

生存・生殖戦略

肉体関係を持つということは、単なる性的快感を得る行為ではなく、子孫を残す作業です。

そのため、本能的には、「肉体関係＝子どもが生まれる」と整理されます。

特に女性は、子どもが生まれることに対して、妊娠、出産、育児とその後の人生に大きな時間や労力を必要とします。

しかし、もし肉体関係を持った男性に愛情を感じない場合、シングルで子育てをしなければならないリスクが生じます。

このようなリスクを回避するため、女性は肉体関係を持った男性に対して強い愛情を持つように進化したのです。

認知的不協和

「認知的不協和」とは、行動と考えにつじつまが合わないことが起こった場合、脳が無理やり考えを行動に合わせる心理現象です。

女性の心理に働く「肉体関係を持った場合の認知的不協和」の具体例としては、

友達なのに肉体関係を持ってしまった…

その理由はあの人に私が恋愛感情を持っていたから

だから肉体関係を持つのは当然のこと

となり、実際に恋愛感情を抱きます。

ずっと友達だった人と一線を越える方法

でも、肉体関係って、そんなに簡単じゃないんだけど…

実際の二人の関係では、全くそのとおりであり、一旦友人関係として落ち着いた二人の関係から急にこの一線を超えるのはとても難しいことです。

もし仮に急にあなたががっついて、積極的な態度をとった場合、

何を急に発情してるの…
気持ち悪い…

などと思われてしまう可能性もあります。

それでも恋愛関係になりたいから、なんとしても一線を越えたい…

そのためには、「あなたが友人ではなく、恋人に必要なものを持っている」こと、つまり、「優秀な遺伝子を持っている」ということを示すと同時に、新たな関係性を作り直すチェンジフェーズが必要となります。

そして、その方法は次の５つです。

それぞれ具体的に解説します。

単なるいい人にならない

相手との関係において、「単なるいい人」と見られている場合は、そこから脱する必要があります。

実際に、「誠実」で「優しい」だけの男性では、恋愛感情を抱くことはなく、一線を越えることは不可能です。

「誠実さ」や「優しさ」への評価に対する男女の違いは、別の記事で詳しく解説していますので、気になる場合はこちらもぜひチェックしてください。
「女性が求める「誠実さ」「優しさ」とは？男性が知っておくべき本当の意味」

そして、「単なるいい人にならない」方法として有効なのは、「ギャップをつくる」ことです。

まずは、相手から「あなた自身が普段どのように見られているか」を意識します。

そして、そこから遺伝子的な魅力がプラスになるようにギャップを作っていきます。

また、単なるいい人でしか見られない場合、あなたにテストステロンが足りていない
可能性もあります。

テストステロンの影響は、顔の特徴、筋肉量、体毛の成長など、身体的な特徴に表れます。

テストステロンは、良質な遺伝子や生殖能力に影響を与えますので、女性はその身体的な特徴から本能的にテストステロン量を評価し、魅力を感じる仕組みがあります。

テストステロンの分泌を促すために、定期的な運動や十分な睡眠の確保にも取り組むようにしましょう

外見を整える

ずっと友達だった人と一線を越えるために、「外見を整える」ことも重要です。

というのも、「良い遺伝子だ」という情報を与えるのは「外見」だからです。

その中でも、特に良い遺伝子であるというメッセージを伝える外見のポイントは、「清潔感を示す」ことになります。

清潔感といっても、多くのお金をかけて特別なことをするわけではなく、

など、必要最低限の身だしなみになります。

また、ずっと友達だった場合、相手はあなたの変化に気がつきにくくなっています。

というのも、「ゆでガエル理論」が示すとおり、人はゆっくりと進む環境の変化には
気づきにくい性質があるからです。

そのため、服装、髪型など、あるタイミングで一気に変えることも考えてみてください。

好意につながる言葉を使う

ずっと友達だった相手との会話の中では、好意に繋がりやすい言葉を使うようにしましょう。

というのも、好意につながる言葉を積極的に多く使うことで、相手の女性はあなたのことを「男性として意識してしまう」可能性があるからです。

そのため、主語などに関係なく、好意につながる言葉だけを潜在意識が受け取り、それが積み重なることで、

最近なぜかあの人を男性として意識してしまう…

ということが起こるのです。

ですので、相手との会話の中では「好意につながる言葉」積極的に使うようにしましょう。

お酒の力を借りる

友達という関係を生かし、「酒の力」を借りることも効果的です。

というのも、女性を対象にした様々なアンケートの結果では、「女性が性欲が高まるとき」として「お酒を飲んだ時」が必ず上位にくるからです。

引用：MORE「性欲にまつわるリアルデータ＆ボイス」

友人関係の場合、「誘いやすい」というメリットがありますので、その関係性を生かし、飲みに誘うようにしましょう。

もし、相手にストレスがたまっている場合は特にチャンスです！
愚痴や不満を聞いてあげるという口実で誘いやすいですし、自然とお酒が進みます。

言い訳をつくってあげる

女性が一線を越える際には、「言い訳」が必要になります。

というのも、社会的な風潮により、女性は性に開放的であることが「恥ずかしい」こととされるため、女性は肉体関係を持つ際に「正当な理由」があるように見せる必要があるからです。

特にずっと友達だった相手との場合は、その関係性をシフトチェンジするだけの「言い訳」が必要です。

そして、その言い訳は外的要因である必要があるため、

あなたが言い寄ってきたから仕方なく…

というように、あなたの行動からという言い訳をつくってあげるようにしてください。

ずっと友達だった人と付き合った後には…

ずっと友達だった人と恋人関係に発展した場合、お互いのことをよく知っていて安心感がある一方で、マンネリ化してしまったり、新鮮さが感じられないというデメリットもあります。

そのため、ずっと友達だった人と付き合った際に「新鮮さ」を保つためのポイントは「感情をゆさぶる」ことです。

私自身、ずっと友達だった人と恋人関係になったときに、「付き合ってみたけどなんか物足りない…」と言われて考え、うまくいったことの根本には「感情をゆさぶる」ことがありました！

「感情をゆさぶる」には、サプライズを用意することなども良いですが、おすすめは、デートや旅行などで二人いっしょに「感情をゆさぶられる体験」をすることです。

同じ体験をするというのは、同じ感情を共有することです。この情動の共有は、二人の間に強い結びつきを生み出し、恋愛感情をさらに高めることになります。

まとめ（ずっと友達だった人と付き合う方法）

女性にとって、友達と恋愛対象となる男性では求めるものが違います。

また、脳の省エネ機能から、いったんレッテル貼りを行なったことを覆すのは難しく、男友達から恋愛対象の男性へ変わるのは難しくなります。

ただ、ずっと友達だった関係から恋人へという変化は、不可能というわけではなく、そうなるために一番の良い方法は「肉体関係を持つこと」です。

そして、ずっと友達だった人と一線を越えるための具体的なステップは次のとおりです。

相手からの好意が明らかである場合を除き、間違ってもいきなり告白するようなことをしてはいけません。

今回紹介した手順で、徐々に魅力的な異性として認識させるようにしましょう。そうすればきっとあなたは「ただの友達」から「大切な彼氏」に変われるはずです。

また、男の色気を身につけるとあなたはより魅力的になります。その「男の色気」の引き出す秘訣については別の記事で解説していますので、男の色気を身につけ、友達から彼氏になる可能性を高めてください。
「男の色気がない人必見！男の色気を引き出す秘訣を徹底解説」

atta-kai

認定心理士/元公務員/心理学ブロガー

学生時代に心理学を学び、様々な場面で自らを実験材料にして臨床実験を行いました。
そのときの実験結果やその後出会った「進化心理学」や「脳科学」をもとに、「ココロをうごかす」方法を発信します。