【脈あり？脈なし？】女性が気になる相手にだすサインとは

それって脈あり？脈なし？

思わせぶりな態度に一喜一憂して頭を抱えていませんか？

脈があることがわかれば、デートに誘えるのに…。
もう一歩踏み込むための自信がほしい…。

気になる相手ができたら、誰もが通る道ですよね。

先に結論から言います。

「女性の行動が脈ありサインかどうか、確実にわかるものはありません」

これが答えなんです。

というのも、人がとる行動はとても複雑で、表に出る行動の奥に様々なココロの動きがあります。そのため、特定の行為を切り取って判断するのは不可能なんです。

でも、女性も恋愛をしていく上で、気になる相手には振り向いてほしいもの。

そのため、その好意を気づいてほしいというココロのサインは、必ずどこかに現れます。

この記事では、相手の好意を見逃さないためにも、好意のサインである脈ありサインが表れやすい行動や注意点を紹介します。

この記事を読んで、好意のサインを客観的・複合的に考えてください。
すると、モヤモヤから解放され、自信を持った状態で相手と接することができるので、うまくいく確率はさらに上昇します。ぜひ最後まで読んでください。

↓↓今回の記事を動画でチェック↓↓

女性の好意は表に出にくい

女性の脈ありサインをわかりにくくしている要因は、男性とは異なる女性特有の特性によります。

その特性とは次の２つです。

女性の生存戦略

女性は、恋愛に対して、男性よりもリスクを持つことになります。

なぜなら、女性は妊娠し、出産する可能性があるからです。

女性の人生において、妊娠、出産、育児は多くの時間や労力を費やす上に、あげくパートナーに逃げられたら元も子もありませんよね。

そのため、女性は相手の男性を慎重に選びます。

男性に対して好意を抱く心理的ハードルを高くし、気になった男性がいたとしても「自分には気がないもの」と思い込むようにして、心を待ったをかけるのです。

だから、好意をすぐに表に出すことはありません。

女性は空気を読むのが上手い

女性は男性よりも人付き合いが上手です。

その理由は、女性は相手をしっかりと観察し、相手の気持ちや性格、人間性を正しく見抜いているからです。

このことは、マリアン・マストの実験でも明らかです。

このことは、社交辞令の上手さにもつながります。

そのため、女性からのサインは、好意によるものなのか、社交辞令なのかの判断が難しくなるのです。

実は脈ありかも？女性の行動

それでも、女性も恋愛をしていく上では、気になる相手には振り向いてほしいもの。

そのため、弱いかもしれないけど、好意のサインは出ているはずです。

次からは脈ありサインの可能性のある女性の行動を紹介します。

よく目が合う

「よく目が合う」ことは脈ありサインの一つである可能性があります。

というのも、女性の生存戦略上、好意を表に出すことが少ないのは恋愛に対するリスクが大きいためだと説明しましたが、裏を返せば、気になる相手に対し、そのリスクを軽減するための情報収集をすることになります。

じゃあ、どのように情報収集をするのか。

ということですが、人間は視覚動物と言われ、脳の神経回路の約7割程度は、視覚からの情報処理に当てられています。

そのため、よく目が合う女性は、あなたを見極めるための情報収集を行っている可能性があるのです。

距離感が近い

人にはパーソナルスペースというものが備わっています。

これは、自分と他人の距離で他人が入ってくると不快に感じる距離感のことで、このココロの動きは、自分の縄張りに入ってくるものに対して排除しようとする防衛本能からきていると言われています。

パーソナルスペースは相手との関係性で変わってきますが、その距離感は、一般的なものとしてエドワード・T・ホールが次のように分類しています。

この分類によるパーソナルスペースと実際に接する距離の違いから脈ありサインの可能性を判断します。

というのも、現在の相手との関係性よりも近い物理的距離で接してくる場合、相手はあなたに対して好意を持っている可能性があります。

ただし、パーソナルスペースの感覚は男女差や個人差があります。

そのため、あなたが近いと感じていても、相手にとっては普通ということもあるので、注意が必要です！

お誘いアシスト

女性は自分からデートに誘ったりすることはあまりしません。
むしろ気になる男性に誘ってほしいと思っています。

そのため、無意識的にまく餌が「〇〇したい」という言葉！

「あのカフェに行ってみたい」
「おいしいお肉が食べたい」
「あの映画見に行きたい」

そんな願望があなたとの会話の中で言葉として出てくるなら、それはあなたへの「お誘いアシスト」の可能性があります。

楽しそうな声

好きな人と楽しい時間を過ごすことを期待すると、脳内ではドーパミンというホルモンが分泌されます。

ドーパミンが放出されると、人はやる気や集中力が増したり、楽しくなったりします。

そのため、相手が楽しそうにしているということは、あなたとの恋愛を想像し、ドーパミンが分泌されている可能性があります。

そして、相手が楽しいと感じているかどうかを判断する材料が「声」！

アメリカのラトガース大学のV・ターターの実験からも、たいていの人は相手が楽しいかどうかを声から見抜けることがわかっています。

あなたが相手の声から楽しそうと感じたら、それは実際に楽しく感じている可能性が大いにあるということです。

本当に脈あり？注意するポイント

ここまで、あなたのことが気になっているかもしれないときに表れるココロのサインを紹介しました。

しかし、そのサインを受けて脈ありだと確信しても、実はあなたのココロが偏った判断をしているのかも…。

その理由は、あなたにも次のような心理が働くためです。客観的な判断力を養い、正確な判断を下すためにもぜひ理解してください！

確証バイアス

「確証バイアス」とは、認知バイアスの一種で、自分にとって都合のいい情報ばかりに目がいき、都合の悪い情報が入りにくくなる心の動きです。

この確証バイアスは誰もが持っており、あなたもインターネットやSNSで自分の考えと同じ意見の情報ばかり見てしまっていたことがありますよね。

確証バイアスが強く働いていたら、相手の行動のうち、脈ありサインっぽい行動ばかりを見てしまう可能性があります。

自分のココロは都合よくできているということは忘れないようにしましょう！

自己評価は高くなる

私たちは「平均以上効果」が働きます。

平均以上効果とは、自分自身を高く評価してしまうことで、

「自分は平均以上に運転がうまい…」
「自分は平均以上には営業力がある…」

と自分のことを根拠もなく判断してしまう傾向があるのです。

そのため、「自分には能力がある」→「だから、相手は好意を持っている」→「あの行動は好意のサインだ」と勝手に判断してしまっている可能性があります。

私たちは自己評価が高くなりがちだということを知って、判断の歪みを修正するようにしましょう！

まとめ

女性の好意は表に出にくい

女性の生存戦略
女性は恋愛に対して男性よりもリスクがあるため、相手の男性を慎重に選ぶ。
そのため、心に待ったをかけて、好意が表に出にくくなっている。

女性は空気を読むのが上手い
女性は相手をしっかりと観察し、相手の気持ちや性格、人間性を正しく見抜いているため、社交辞令も上手く、好意によるものなのかの判断が難しくなっている。

実は脈ありかも？女性の行動

よく目があう
よく目があう女性は、あなたを見極めるための情報収集を行っている可能性がある。

距離感が近い
人にはパーソナルスペースがあり、相手との関係性よりも近い物理的距離で接してくる場合、相手はあなたに対して好意を持っている可能性がある。

お誘いアシスト
女性は気になる相手に誘ってほしいと思っており、会話の中で「〇〇したい」という言葉が出てくるなら、あなたへの誘いのアシストをしている可能性がある。

楽しそうな声
相手が楽しそうにしているときは、あなたとの恋愛を想像し、ドーパミンが分泌されている可能性がある。
相手が楽しんでいるとあなたが相手の声から感じたなら、それは当たっている可能性が高い。

本当に脈あり？注意するポイント

確証バイアス
確証バイアスが強く働いていたら、相手の行動のうち、脈ありサインっぽい行動ばかりを見てしまっている可能性がある。

自己評価は高くなる
平均以上効果により、「あの行動は好意のサインだ」と勝手に判断してしまっている可能性がある。

おわりに

何度もお伝えしていますが、女性の行動が脈ありサインかどうか、確実にわかるものはありません。

でも、その正確性を高める方法があります。

それは、観察と行動です。

脈ありサインをわかりにくくする要因の一つは、女性の個人差。
相手の性格や嗜好性、興味などを知ることで、その行為が脈ありサインかどうかが見えてきます。

そのために相手のことを観察しましょう！

また、一つのサインだけでなく複数のサインを読み取ることで、相手が好意を持っているかどうかの確度が高まります。

そして、そのサインを多く受け取るためには、とにかく行動あるのみ！

今回紹介したサインの受信精度を高め、自信をつけて相手と接してください。
そうすると、うまくいく確率はさらに上昇し、あなたは望むとおりの関係性が築けます。

「人を愛し、誰かのために行動することで、あなたは幸福を実感することができる」

ホルモンの研究からわかっていることですが、その行動が、あなたに幸福をもたらします！

atta-kai

認定心理士/元公務員/心理学ブロガー

学生時代に心理学を学び、様々な場面で自らを実験材料にして臨床実験を行いました。
そのときの実験結果やその後出会った「進化心理学」や「脳科学」をもとに、「ココロをうごかす」方法を発信します。