女性が求める「誠実さ」「優しさ」とは？男性が知っておくべき本当の意味

女性に「男性の好みのタイプは？」と聞くと、必ず出てくるのが、「誠実さ」と「優しさ」です。

実際にauじぶん銀行が行った「お金と恋愛・結婚観に関する調査」でも、恋人・結婚相手に求める条件について、6割以上の女性がどちらも「優しさ・誠実さ」と回答しました。

引用：PRTIMES

そうはいっても、あなた自身やあなたの周りにこんな人いませんか？

その原因は、女性と男性で考える「誠実さ」や「優しさ」が違うからです。

私自身、心理学や脳科学を学ぶことにより、その違いをはっきりと理解できました。

この記事では、そんな私が考える「誠実さや優しさに対する女性と男性の捉え方の違い」を解説します。

この記事を読めば、女性が求める「誠実さ」と「優しさ」がわかります。そして、結婚相手に求めるもの第１位の「誠実さ」と「優しさ」を身につけることができますので、ぜひ最後まで読んでください。

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誠実で優しい男性がモテない理由

はっきり言いますが、多くの男性が考えている「誠実で優しい男性」というのはモテません！

その理由は次の３つです。

その内容を具体的に解説します。

女性が「誠実さ」や「優しさ」を求めるのは脳の言い訳だから

人間の脳はつじつまが合わないことを極端に嫌います。

これを認知的不調和と言いますが、人間の脳は「行動」と「考え」に認知的不調和が起こった場合、「行動」を変えるのではなく「考え」を変えるんです。

あなたも行列に並んで食べたラーメンがあまりおいしくなかったとき、「やっぱりおいしかったのかも…」とか「チャーシューはおいしかった」など、考えを改めたり、理由をつけたりして、長時間並んだことを正当化していませんか。

先に紹介したauじぶん銀行の調査でも、「誠実さ・優しさ」と回答した裏には認知的不協和による言い訳機能が働いた結果である可能性があります。

そして、その言い訳が働く理由は次の2つです。

社会的圧力

回答した女性には、社会的圧力により思い込みが働いている可能性があります。

というのも、現代社会では「人は見かけによらない」とか「外見で判断してはいけない」という暗黙の風潮があるからです。

「私は容姿がすべてです」なんて言いづらいですよね。

実際にミネソタ大学のウォルスターらの実験でも「デートしたい」と思う相手の要因は、「性格」や「学業の成績」ではなく、「外見的な魅力」であるという結果もあります。

ですので、本当は「容姿」であっても社会的圧力に対する自分のココロの言い訳機能で「誠実さ・優しさ」と回答した可能性が高いんです。

広義な解釈

「優しい」や「誠実」の意味は次のとおりです。

なんかボヤっとしている…

「優しい」や「誠実」は人によってイメージするものに若干ズレがあります。

はっきりと言ってしまえば、「優しい」や「誠実」は主観的で、「あいまいな言葉」ということ。

ですので、認知的不協和の解消には便利です。

私の好きな人は優しいから何でも私に決めさせてくれる！

ただの優柔不断なのでは？

私の好きな人は誠実な人だから、すべての時間を私のために尽くしてくれる！

友達がいないのか、趣味や興味が薄い人なのでは？

つまり、自分が好きになった人の短所を長所にするのに「優しさ」や「誠実さ」が使われやすいということなんです。

誠実さや優しさは恋愛対象にならないと評価されないから

女性は、「誠実さ」や「優しさ」しかない男性に対して恋愛感情を抱くことはありません。

というのも、女性が男性に対して好意を抱くのは、次のポイントです。

女性は男性を生殖本能と生存本能で評価し、このポイントで魅力を感じた男性に対して恋愛感情を抱きます。

そして「生殖本能と生存本能はどちらが強い？」ということですが、

となり、まずは「良い遺伝子を持っているか」「子どもをつくる能力があるか」ということがチェックされます。

誠実さや優しさはどのポイントで評価されるの？

「誠実さ」や「優しさ」は「子どもを育てる能力」の高さのアピールポイントです。

つまり、まずあなたが良い遺伝子を持っており、「あなたの遺伝子がほしい」と感じさせることができなければ、「誠実さ」や「優しさ」はアピールポイントにはならないということです。

「誠実さ」や「優しさ」には男女で認識のズレがあるから

男性と女性では、「誠実さ」や「優しさ」の表現方法にズレがあります。

というのも、「誠実さ」や「優しさ」を男性は「助けや支援」として表現する一方、女性は「思いやりや共感」として表現する傾向があります。

ですので、女性がその男性を恋愛対象として見ている場合やあなたの恋愛感情に気がついている場合を除き、男性の助けや支援は「誠実さ」や「優しさ」に結びつかない場合が多くあります。

この表現方法のズレにより、「男性が「誠実で優しい」と感じる人でもモテない…」ということが起こります。

女性が求める「誠実さ」・「優しさ」とは

恋愛対象となった男性は誠実さや優しさをアピールし、「子どもを育てる能力があること」や「生きていくのに必要であること」を示す必要があります。

恋愛において女性が求めている誠実さや優しさがわからない…

女性に評価される誠実さや優しさは、次の3つです。

次に、これを具体的に解説します。

自分へだけの特別な「誠実さ」や「優しさ」であること

女性が恋愛において求めている「誠実さ」や「優しさ」は自分だけに対しての特別なものでないといけません。

というのも、これには「生存本能」が関係します。

女性の脳では、獲得した獲物や作物を自分にも分けてくれるのかを男性の言動から本能的に見抜き、パートナーにふさわしいかどうかを判断しています。

つまり、女性が求めているのは「あなたがわたしに対してどれだけのリソースをつぎ込んでくれるのか」ということなんです。

誰にでも誠実で優しかったら、いろいろな女性に分け与えている姿をイメージさせる…

自分だけに見せる特別な誠実さや優しさ、これこそが女性が求めるものなんです。

わかりやすい「誠実さ」や「優しさ」であること

男性と女性では「誠実さ」や「優しさ」の表現方法が違うと説明しましたが、愛情表現にも違いがあります。

その違いとは、

例えば、男性は好きな人には高価なものをどーんとプレゼントする傾向がありますが、女性は高価でなくてもいいからたくさんの回数のプレゼントで愛情を表現したほうが喜びます。

ですので、女性に対しての「誠実さ」や「優しさ」は「質」ではなく「量」で示すということです！

また、女性は「察する」ことが得意なので、わかりやすい行動のほうが伝わります。

結構ベタ…

アピールにはそれくらいがいいんです！

わかりやすく「誠実で優しい行動」をたくさん積み重ねることによって、あなたの「誠実さ」や「やさしさ」は愛情につながります。

大切にされていると感じること

単なる「親切」と捉えるか、「誠実」・「優しさ」と捉えるかは、「自分のことを大切に思ってくれている」と感じられるかどうかによります。

そして、「大切にされている」と感じるかどうかは、女性の気持ちへの共感が必須です。

「あなたが共感してくれている」とわかったときに、あなたの行動は「親切」から「誠実さ」や「優しさ」に変わるんです。

恋愛成就に必要な共感力が足りていないと感じている方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
「共感力がない男は恋愛で失敗する！その理由と解決策とは」

モテるために身に着けるべき本当の「誠実さ」と「優しさ」とは

ここまで女性の本能に評価される「誠実さ」や「優しさ」について解説してきましたが、「小手先の行動でいいんだな」と感じたと思います。

そもそも女性は「わかりやすい行動」を求めているので、それで良いです。

ただし、関係が深くなり、より二人の理解が進むとそうはいきません。

化けの皮はすぐに剥がれます。

恋愛対象として評価され、その後さらにあなたの沼に引き込むために、次に紹介する「本当の誠実さと優しさ」も身に着けるようにしましょう！

誠実で優しそうな雰囲気

まずは雰囲気づくりからです。

誠実で優しそうな雰囲気で周りと接していれば、頼られ、慕われます。

そして、雰囲気とは内面からにじみ出るものですので、

そんなマインドを身に着けるとココロに余裕が生まれ、誠実で優しそうな雰囲気が自然と身に付きます！

軸を持つ

ブレない軸を持つ男性の誠実さや優しさは信頼されます。

「優しさ」はすべてを許すことではなく、時に厳しく伝えることが必要です。
「誠実さ」はすべてを受け入れるのではなくて、時に厳しく接することが必要です。

そうやって確固たる基準がある人だからこそ、あなたの「誠実さ」や「優しさ」は際立ちます。

発言や行動に軸を持つ人の「誠実さ」や「優しさ」だからこそ女性はうれしいんです。

おわりに

人はいろんな経験を積んで大らかになっていきます。

それは「何とかかなる」という感覚を経験し、許したり受け入れたりする範囲が広がっていくからです。

仮にその体験が失敗だったとしても、何とかなった経験されあればどんな結果も受け入れることができますよね。

ですので、本当の「誠実さ」や「優しさ」を手に入れるには、なによりもチャレンジして体験することが一番なんです。

女性との出会いの中では一人に執着する必要はないので、あなたも本当の「誠実さ」や「優しさ」を手に入れるために、気になる女性に対してチャレンジしてください！

つき合う前の段階では一人に執着しないほうが良いことについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方は是非ご覧ください。
「【恋愛の新常識】口説きのフェーズでは「一人に執着しない」が正解！」

atta-kai

認定心理士/元公務員/心理学ブロガー

学生時代に心理学を学び、様々な場面で自らを実験材料にして臨床実験を行いました。
そのときの実験結果やその後出会った「進化心理学」や「脳科学」をもとに、「ココロをうごかす」方法を発信します。